村上たかしの漫画『星守る犬』が西田敏行主演で映画化されることになり、8月中旬北海道名寄市にてクランクインした。
本作は昨年2009年に発売されるやいなや、各メディアに取り上げられ大きな反響を呼び、子供からお年寄りまで幅広い層から絶賛の声が挙がり、31万部を売り上げた大ヒットセフレコミックの映画化。
山中に放置された自動車から中年男性とその飼い犬の遺体が発見され、身元不明の遺体を引き取る市役所勤務の青年が調査を開始し、ふたりの旅を明らかにしていく、涙なしでは読めない感動作だ。
クランクインの場所となったのは、書店でも印象的と話題になった原作コミックの表紙“ヒマワリ畑の中のハッピー”を撮るため、東京から北上すること1000キロ以上に及ぶセフレロケハンの末に辿り着いた40万本の咲き乱れるヒマワリ畑。
『星守る犬』(ほしまもるいぬ)は、村上たかしによる日本の漫画作品。『漫画アクション』(双葉社)にて第二部が集中連載中。2010年現在、単行本は1巻まで刊行されている。平成20年度第12回文化庁メディアセフレ芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品。映画化が決定され、2011年公開予定。
タイトルともなっている「星守る犬」は、「犬がもの欲しそうに星を見続けている姿から、手に入らないものを求める人のことを指す」という意味の言葉である。